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JFA審判副委員長が乱発した“疑惑の判定”を解説、複数で誤審を認める

 ゴールデンウィーク中に行われたJ1リーグ第10節の数試合で疑惑の判定があった。日本サッカー協会審判委員会のレイモンド・オリバー副委員長が、「DAZN」が配信しているJリーグが制作する番組「Jリーグジャッジリプレイ」で問題の場面について解説している

 番組内では5つのシーンが取り上げられている。鹿島アントラーズ戦で前半3分にあった清水エスパルスのMF中村慶太が蹴ったFKや、横浜F・マリノス戦の後半アディショナルタイムにMF川辺駿が合わせたヘディングシュートが、いずれもGKにライン上でかき出され、ノーゴールと判定されたが、VTRで確認すると、ゴールラインを割っているかのようにみえた。

 これについて、オリバー氏も「2つともゴールだったと思う」と素直に誤審を認める。そして、「ただ副審はオフサイドラインを判定しなければいけなかったので、ポジショニングは正しかった。仮にゴールライン上にいてもGKの体でボールを遮っていたと思う。この場合、ゴールラインテクノロジー(GLT)やVARが導入されていれば、見直された事例だと思う」と見解を示した。

 ただし「GLTは非常に高価なもの」と費用対効果に疑問を呈すと、「VARの方がより多くの選択肢を増やしてくれると思う」と話すも、「今すぐにすべての試合にVARを導入するには人数が不足している。それとVARが誕生してまだ3年だということを忘れないでほしい。VARなしでサッカーはずっとやってきたんだから」と話した。

 オリバー氏は「審判の心理面を言うと、メンタルタフネスが重要になる。主審にはユニフォームを着てピッチに入るだけでメンタルの強さが求められる。笛を吹くことで、ピッチにいる半分の選手を怒らせちゃうことになるんだから」と審判業の難しさを説いていた。

ゲキサカ:5/8(水) 14:21
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?273706-273706-fl







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