
ゼルビアキッチンに見る「地域密着の形」
小田急線の「町田市の東の玄関口」鶴川駅。急行が止まらないのに、1日の平均乗降人員が6万8000人を越えるこの駅は、FC町田ゼルビアを取材する際の起点となる。駅構内の跨線橋(こせんきょう)には、週末の試合結果とJ2の順位表、そして次のホームゲームの日程が貼り出されてあるのだが、果たしてどれだけの通勤・通学客が気にしているのだろうか。今季、4シーズンぶりにJ2復帰を果たした町田は、誰もが予想しなかった素晴らしいシーズンを送っている。セレッソ大阪との開幕戦には0−1で敗れたものの、その後は5連勝を含む11戦負けなし。第9節には、クラブ創設初となるJ2首位に立って周囲を驚かせた。
http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201606050003-spnavi
「町田に恩返しがしたい」という想い
首都・東京において「ひとり勝ち」を続けているJ1のFC東京に対し、都内に本拠を置く他のJクラブは、どのような独自性を打ち出しながら地域密着を図ろうとしているのか──。前回は「東京の2番手」というポジションを自覚しながら、地道なホームタウン活動を続けている東京ヴェルディの現状をお伝えした。今回フォーカスするゼルビアの場合、最初から「東京」を名乗ることなく、人口約43万人の町田市にこだわり続けたという点では、ヴェルディとは真逆のアプローチである。なぜ「東京」ではなく「町田」なのか。最初に話を聞いたのは、「生まれも育ちも町田」という強化部長の丸山竜平である。
FC町田ゼルビア


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